ストロベリークォーツ

英名	Strawberry quartz
和名	苺水晶
主な産地	カザフスタン・ロシア・ブラジル
成分	SiO2+（ゲーサイト等の包有鉱物）
結晶系	六方晶系
モース硬度	7
色	地色は無色透明・内包物が赤～ピンク

ストロベリークォーツの意味

ストロベリークォーツは、水晶の中に内包される細かなインクルージョンによって、赤～ピンク色に見える水晶のことを言います。ストロベリークォーツという名前は、いわば通称のようなものですが、この名称も今ではしっかり定着しているようです。

ストロベリークォーツの愛らしい色合いの元となるインクルージョンには、ゲーサイトとレピドクロサイトの二種類があります。中には「真にストロベリークォーツと呼べるのは細かなゲーサイトインクルージョンの物だけだ！」とか「レピドクロサイトが入った方が本物のストロベリークォーツだ！」いったご意見もあるようですが、ゲーサイトとレピドクロサイトは同質異像（成分が同じで結晶のしかたが少し違う物）なので、そう決め付けるのはどうかな？と思います。

実際には、ゲーサイトインクルージョンだと思っていたのに、検査してみたらレピドクロサイトだった、ということもあるようですし、何といっても同質異像の成分ですから、はっきり線引きをするのは難しいでしょう。

公式にどのような条件が揃えば本物のストロベリークォーツである、という規定がないため、最近では、インクルージョンがどちらであっても、見た目がストロベリークォーツらしければＯＫというのが一般的な定義です。

「ストロベリークォーツらしい」とは、透明な水晶の中に繊細な赤いインクルージョン（ゲーサイトかレピドクロサイトに限る）がびっしりと内包され、石全体が綺麗な赤ピンク色に見えること。内包されているのがどちらでも、結晶がごく細かくあることが条件のようです。（これに対して鱗片状のレピドクロサイトが内包されている物はレピドクロサイトインクォーツ、またはファイアークォーツと呼ばれています）

ストロベリークォーツの魅力は何といっても、苺を思わせるこの愛らしい色あいや美しさにあると思います。この石を身に着けて眺めているだけで、心の中からウキウキとした気持ちが湧き上がり、ワクワクドキドキして、目が離せなくなってしまいます。ひと目見れば愛さずにはいられない…。人を惹きつける強い何かを持ったパワーストーンです。

そのため、持ち主の魅力を引き出して異性へのアピールを高めてくれるといわれています。女性にとっては願ってもない守り石で、特に恋のチャンスが欲しい人、愛を成就させたい人、人と接することの多いお仕事の方などにお勧めです。

美と希望を象徴するストロベリークォーツは、内側からにじみ出るような魅力を引き出し、ストレートに自分を表現できるようサポートしてくれます。目標や生きがいを持った活動的な人が素敵に見えるのは、心が元気でイキイキしてるからだと思います。誰もがそうなりたいと願っても、まずは元気がなくてははじまりません。

この石は、可愛らしい見た目とは裏腹に、とてもパワフルでエネルギッシュ。好奇心や直感力を刺激し、人生を輝かせるスパイスのような存在です。身に着けると活力が湧き、「人生まだまだこれから」「何だかいいことありそう」そんなワクワクした未来への希望を与えてくれるでしょう。

ストロベリークォーツは自己実現や自己改革を望む人にぜひお勧めしたいパワーストーンです。いま自分の人生に必要なことは何か？本当に自分が望むことは何か？を浮き彫りにし、肩の力を抜いて、魂が望む自分でいられるよう導いてくれるでしょう。心を素直にし、安らぎと自己愛や自己肯定を促し、家族や友人、恋人など、他者との人間関係を円満にしてくれるといわれています。

※大変希少で人気の高いストロベリークォーツに似せて、ガラスで作った模造品があります。これはチェリークォーツと呼ばれていますが、ごくまれにストロベリークォーツの名前で販売されていることもあります。また、見た目が少し似ていることからモスコバイトをストロベリークォーツという名称で販売しているところもあるようです。どちらも、本物のストロベリークォーツを見たことがある方なら、簡単に見分けがつくとは思いますが、ご購入の際にはご注意下さい。