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アイオライト

アイオライト

英名 Iolite
和名 菫青石(きんせいせき)
主な産地 インド、スリランカ、ブラジル
成分 Mg2Al4Si5O18
結晶系 斜方晶系
モース硬度 7 ~ 7.5
比重 2.5 ~ 2.7
青色 帯紫青色 帯灰褐青色

アイオライトの意味

アイオライトという名前は「ion(スミレ色)」と「lithos(石)」という二つの単語を合わせた造語だといわれています。その名の通り、少しくすんだような、落ち着いた青紫色の天然石です。アイオライトの最も特徴的な点は、肉眼でもはっきりとわかる「多色性」にあります。多色性とは、見る角度や光彩によって色が変化して見える現象のこと。アイオライトを光にかざしながら方向を変えてみると、紫がかった青色、ごく淡い青色、灰色がかった黄色など、違う色あいを見る事ができるでしょう。

ちなみに、このアイオライトという名前は、宝石やパワーストーンとして流通する際の商品名のようなもの。鉱物(原石)での正式な名前は「コーディエライト」といいます。そのため、ごくまれに産出される無色のアイオライトは「ホワイト・コーディエライト」と呼ばれています。また、この石の中に鉄分(レピドクロサイトなど)が多く内包されると一定方向に真っ赤に見えるため「ブラッドショット・アイオライト」と呼ばれ、大変希少です。

アイオライトにまつわる有名なお話としては、その昔、大海原を渡るバイキング達が、この石の多色性を利用して、羅針盤の方位算出に用いていたと伝えられています。色が変わったように見える現象は、神秘や不思議ではなく、アイオライトが持つ石自体の特性なので、この話に信ぴょう性はあまりないようですが、「太陽の位置を知るための偏光フィルターとして用いた」「有名な冒険家がアイオライトを持っていたことから、それにあやかって守り石となった」など、様々な説があります。

このことからアイオライトは、迷うことなく進むべき道を見つけ、目標を達成する道しるべの象徴とされてきました。あらゆる角度から物事を冷静に捉え、柔軟な方向転換を促してくれるので、迷い、希望を失った時などに身に付けると、スーッと心が軽く爽やかになり、直感力や思考力が高まって、解決の糸口を見つける事ができるでしょう。

アイオライトの波動は魂やオーラにまっすぐ届き、長年心に溜め込んだ澱を洗い流してくれるようなヒーリングストーンです。例えば、とても悩んでいる事があるとして、同じ事をずっと考えている内に、出発点はどこだったのか、どこへ行きたかったのか、自分は本当はどうしたいのか、分からなくなってしまう事があります。

想いが積もり積もって、心をふさぎ、アクや老廃物のような状態になってしまっているのだと思います。そんな時、心にたまったネガティブな感情を解き放ち、執着を手放し、思考をスッキリさせて、物事をシンプルに捉えられるよう導いてくれるのです。まるで清らかな水で心を洗い流したように、自分らしさを取り戻し、物事の明るい面や良い方向へ目を向けられるようになるでしょう。

また、アイオライトは「第三の目(サードアイ)」を活性化させる石だといわれています。第三の目とは、眉間の少し上のあたりにあるチャクラのこと。古来より仏像の額にも描かれており、普通の目(視力)では見えない、特別なものを見る力が宿っていると考えられています。そのため第三の目を開く、活性化させるというと誤解されやすいようですが、「人に見えない何かが見えるようになる」とか「特別な能力を持った人になる」という意味ではなく、逆に「見た目に惑わされず本質を見抜く」ということが大切なのです。

アイオライトを身に着けて、この第三の目を意識して瞑想することで、直感力や霊的能力が高まり、第三の目が開くといわれています。感情的なフィルターを通して見た事柄や、思い込み、表面的な事に惑わされず、曇りのない目で周囲を見渡してみれば、全てが新鮮で、輝きを取り戻したように感じられるでしょう。今まで気がつかなかった、自分自身の本質を再発見できるかもしれません。

アイオライトは「誠実・貞操・徳望」を象徴する石。その昔ヨーロッパでは、娘が少女から大人になった時に、両親からアイオライトを贈る習慣があったといわれています。淡い恋を卒業して、本当に誰かを愛する年頃になった時、迷わずに本物の愛をみつけられるように、一途な愛を貫いて幸せを手に入れられるように、という願いがこめられています。

このことから、アイオライトは「結婚へ導く石」とも伝えられています。自分を信じ、相手を信じて、二人の絆を強く守り、大切に育てていけるようサポートしてくれるのです。恋愛に限らず、親友や兄弟など、親密な相手との関係性をより深めたい時に力を貸してくれるでしょう。

※アイオライトはクラックや内包物の入りやすい天然石です。特に透明度の高いものはそれらが目立つ傾向にありますが、天然石としての特性で、傷や不良ではありません。

※宝石として取り扱われるアイオライトは、この石の名前でもある、美しいすみれ色が表に出るような方向にカットされているので、アイオライトといえば青紫色の石だという思い込みがあるようです。そのため青紫色ではないアイオライトを見ると「これはアイオライトではない」と思われる方もいらっしゃるようですが、角度を変えて見ると、青紫色やごく淡い青色、灰色がかった黄色などに変化して見えます。特に丸玉の場合、どの角度から見るかによって色が違います。

アイオライト
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