ラピスラズリの雫マクラメネックレス

一点物や限定販売のアクセサリーを集めたNatural Styleギャラリー。毎月一回新作をご紹介しています。なかには再販が難しい稀少な石もありますので、どうぞお見逃しなく。

以前、勾玉を使ったマクラメネックレスをご購入頂いたお客様から、違う石でぜひまた作って欲しい！というリクエストを頂きまして、今回は美しいラピスラズリで作りました。粒が大きく、ぷっくりと厚みがあって、なめらかな雫型で、パイライトの入り方も綺麗で、まさにひと目惚れした石です。

ラピスラズリの魅力は、何といっても深く濃いブルーにあると思います。他に類を見ない、吸い込まれそうな濃紺。そこに浮かぶ白い模様や散りばめられた金色が、まるで夜空の雲や星のようにも見えて、とても神秘的です。

ラピスラズリはとても古くから「天空を象徴する聖なる石」として神聖視されてきました。古代エジプトやバビロニアでは、この石を護符として用いたり、王族などの装飾品によく使われています。

その他にも、世界各地で「神につながる石」として、様々な儀式や呪術に用いられてきました。そのことから、ラピスラズリは「世界で最初に認められたパワーストーン」だといわれています。単なる宝石の枠を超え、人々がこの石に、何らかの聖なる力を感じたということなのでしょう。この石の不思議にまつわる伝説や説話は、世界中に数え切れないほど残されています。

今回マクラメネックレスに選んだラピスラズリは、珍しく裏面も綺麗にカット・研磨されているところに惹かれました。こういったルースは裏面がスパッと平らにカットされていて、未研磨なことが多いので、ちょっと珍しいかもしれません。

実はこの石、仕入れた時はsilver925ペンダントトップだったのですが、どうしても諦めきれなくて、silver925金具を外し、ルースの状態に戻して編み込みました。ロングネックレスだと、動きに合わせて石がひっくり返ったりすると思うので、この石のように裏表の区別がない石を使いたかったのです。裏面の加工分なのか、ペンダントトップに加工されているせいなのか、他のルースよりも少し高価な石でしたが、満足のいく仕上がりとなりました。

Natural Styleオリジナルのマクラメネックレス。石を留めている逆三角形の部分も、ネックレス紐部分もすべて手編みです。着けている時に石がひっくり返っても構わないぐらい、石留め部分は裏側まで丁寧に模様を編み込んでいます。しっかりと丈夫な造り、素朴で優しい着け心地、ユニセックスなデザインなど、シンプルで使いやすい作品に仕上がっていると思います。

男女を問わずお使い頂けるよう、ネックレス紐はかなり長めに作りました。最長90cm。四角い茶色の編み目がスライド留めになっていますので、ネックレスを着けたら、ここをスライドさせて長さを調節してください。

今回の編み紐はラピスラズリの色似合わせて、石留め部分を紺色と茶色に、ネックレス部分を茶色で編んでいます。紐の太さを部分ごとに少し変え、じっくりこだわって作りました。ネックレス紐の端の部分にはラピスラズリ６ミリ玉を１粒入れて飾り編みにしました。

こちらの商品は他のマクラメアクセサリーとは異なる編み紐を使っています。そのため、定番マクラメブレスレットのように紐色を選んでのオーダーはお受けできません。紐色や仕様の変更はできませんので、ご了承ください。